コラム
マンモグラフィ-について
マンモグラフィーは、乳房内部を写すために開発されたX線検査装置です。乳房を挟んで平たくして撮影するため、痛いのではないかと敬遠される方もいます。しかし、乳房を圧迫し同じ厚みにすることで、重なりを排除して見えにくい部分ができるのを防ぎ、病気を見えやすくすることができます。また、なるべく薄く平らにすることで、放射線の被ばく量を少なくするというメリットもあります。マンモグラフィー検査では、透明なアクリルの板で乳房を挟んで圧迫し、均一に薄く伸ばした状態で、片方ずつ上下、斜めの2方向から撮影します(施設によって異なる場合があります。)。胸の小さい人は痛いのでは・・・と思われがちですが、男性も受けられる検査ですので心配ありません。むしろ胸の大小よりも、胸の張っていない時期(月経が始まって1週間から10日頃)を選んで検診を受けることがポイントになります。
マンモグラフィー検査の最もすぐれている点は、手に触れることのない小さなしこりだけでなく、しこりを形成していない小さな石灰化も写しだせることにあります。石灰化は、乳腺にあるカルシウムの沈殿物などで、全体のおよそ7割以上は良性であるとされていますが、中には乳がんによって石灰化がおこることがあります。また、マンモグラフィー検査はフィルムが残るので、見落としがなかったかなどを複数の医師で検証することができることも特徴として挙げられます。